丸6年・・・。

kick

2017年03月15日 06:00

3月11日14時46分 

サイレンと共に黙祷をすると当時のさまざまな記憶が甦る。。。

夢と現実の狭間で彷徨っていたかのような日々・・・。

もう6年なのか・・・まだ6年なのか・・・毎年この時期はそんな事を考えさせられる。

前を向いて進んでいるはずなのに、心の何処かに6年前で時が止まったままの部分があるのです。

この大きさは人それぞれ。。。



復興とは何なのか?

そんな事も時々考えてしまう。




ブログタイトルに使ってて言うのもアレですけど、私は復興という言葉が嫌い。

(だから復幸なんだけど。そろそろ変えようかなとか思ったり。)




メディアによって復興という言葉が先走りしているのも原因なのだろうけど、

『もう復興したんでしょ!』なんて言葉を聞くと虫唾が走る。



今、被災地と呼ばれる場所で行われているのは復旧

仮に元の町並みが戻ったとしても

掛け替えのないものを失った人の心は元に戻らないんですよね。

いや、もっともっと時間が掛かるのだと思います。



その心の傷を埋めるだけの復旧・復幸が完了してはじめて

本来の復興と言えるんでしょう。

復興という言葉はそんなタイミングで使ってほしいと個人的には思うんですよね。




私の住む街では、そんな復興への架け橋とも言える橋が建設中なんです。


50年も前から計画だけはあった大島と本土を結ぶ「鶴亀大橋」。

こればかりは震災のお陰。




特に思い入れがあるわけではないのに記録写真を撮りに何度も通ってしまった。

2016.10.23



2016.10.27



2016.10.30



2016.11.13見学会


三重県で作られ仮組みした後、分解して運ばれて商工岸壁で建設された。



2016.12.15 最後の1ピースが埋まっていた。



2017.1.25 


私のような一市民がこの橋に思いを寄せるのは、

やはり復興への架け橋になりうる事業だからなのかもしれない。



2017.3.12



鶴ケ浦と大島の亀山を結ぶ「鶴亀大橋」

東北一の長さの鋼中路アーチ橋だそうで。



3月25日の深夜から26日早朝にかけ商工岸壁で吊り上げ作業、その後1時間かけて架設地点まで超巨大なクレーン船で運ばれる

2700㌧もある本体をクレーン船で運ぶという橋マニアでなくても一見の価値あるイベントになるのではないでしょうか。




安波山からの眺めも・・・新しい建物がだいぶ目立つようになってきました。







三陸道の橋脚工事も着々と進んできています。





そんな6年目の備忘録。。。



鶴亀大橋の完成は30年度中という事でもう少し先になりますが、

大島まで車で釣りに行けるようになるなんて考えただけでワクワクします(*^^)v

あなたにおススメの記事
関連記事