テセウスのカブ
娘が進学の為に親元を離れたこの春。
自分の時の事を思い出し、羽を伸ばしまくったあの頃・・・思い出す程に心配で仕方ない(笑)
そんな29年前の事を思い出し、カブに乗りはじめて30年目に突入した事に気がついた。
都会のナウなヤングの間で古いスーパーカブに乗るのか流行っているというテレビ番組を観て、
独り暮らしの足にと中古のスーパーカブを手に入れた。
1982年式6vのC50STD(1号機)
長距離を走ると白煙を吹く様なポンコツだったが、小遣いカスタムを楽しんだが、2年程でエンジンブロー。
はじめての愛車をいつか復活させようと保管。実働エンジンの付いたポンコツカブを貰い全バラ。
エンジン、電装類配線を載せ換えをして12v化して復活させたのが、カブ弄りのはじまりだった。
オッサンカブに若者が乗るというギャップが
ダサカッコイイ!と信じていた。
あれから30年。
ふと、気がづいた。
あれ!?………ギャップが無くなってる‼!!
オッサンカブにオッサン……。
どおりでしっくりくる訳だ(爆)
累計生産台数1億台超えのスーパーカブは中古部品も豊富でかなり古いモデルでなければ新品部品も手に入る。
何度も色を変え
朽ちたパーツを入れ換え
これまで6~7台分程のカブを使っただろうか。
実働2台体制の時もあったが、3.11水没。自前のストック部品もリセット。
遥々大阪から購入したC90(3号機)に乗り。
苦労して水没車を1台(1号機)再生して2台体制に戻ったものの2200km程でエンジンブロー。
C90のフレームが朽ちた後は1号機の1982年式フレームにエンジンを載せ
1号機のフレームだけは維持してきましたが、
2020年にはとうとう1号機のフレームが朽ちてしまい・・・。
この型のカブに見切りをつけ、新車のハンターカブ購入を考え
行きつけのバイク屋に相談したところ、
人気過ぎて受注停止中で、注文できたとしても半年待ち。
C90の中古相場は新車価格超えの高騰中。
不動車のC50なら1台あるよ!って事で3万円で即決w
2021年コロナ禍のおこもり期にじっくりと4号機を仕上げ、C90エンジンを移植。
1号機の名残りはウインカーとヘッドライトくらいか。
周りからはず~っと同じカブに乗ってるよね。
あのカブ何年乗ってんの?と聞かれるが
返答に困る。
これって、
テセウスの船状態だなと。
という訳で【テセウスのカブ】と命名することにした。
ジジイになるまで乗り続けよう。
いつの間にやら巷ではカブが人気の様で
カブミーティングも各地で開催され
カブ専門誌まで出る程になっていた。
今年も中総体とカブって参加できそうにないが、地元でもカブイベントが開催されるようになって嬉しい限りです(^^)
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